名古屋市でエプロン・バッグ・ポーチ等の雑貨を展開するCOCOWALK「お知らせ・コラム」ページです。

News & Column お知らせ・コラム

SDGsとモノづくり。私たちが考える雑貨屋のあり方。

SDGS

モノを売ることへの罪悪感

Sustainable
Development
Goals

持続可能な開発目標『SDGs』
2015年国連サミットにおいて採択された、水戸黄門様の印籠のように鈍く眩い光を放つこの言葉。
もちろんその内容に異議は全くないし、むしろ大賛成。
私たちココウォークは、創業から今に至るまで、「海を感じるライフスタイル」をコンセプトにしてきました。海を愛し、サーフィンやハワイを愛した創業者の想いに共感した私たち従業員は、今でもその思いを受け継いでいるし、これからも大切にしていきたいと心から考えています。

しかし、私たちの生業は、より多くのモノをつくり、よりたくさんの商品を販売していくこと。

私たちはこんなにもたくさんのモノを作る必要があるのだろうか?
私たちはこんなにも頑張ってモノを売る必要があるのだろうか?
私たちのビジネスが環境に負荷をかけているのではないだろうか?
私たちのビジネスが誰かを不幸にしていないだろうか?
私たちの生業は、SDGsと矛盾するのではないだろうか?
心のどこかにそんな葛藤を抱えながら仕事をしているのも事実です。きっと同じような思いを抱えている方も多いのではないでしょうか。

これをビジネスチャンスと捉え、あらたな技術革新を起こしてSDGsに貢献していく!

残念ながら、そんなリソースは、私たちの会社にはありません。
環境負荷を下げる革新的な新素材を開発することも、環境負荷を考えた最新の設備を備えたエシカルな工場でモノづくりをすることも、ハイコストでもリサイクル素材にこだわって、価格は高くとも売ることができるブランド価値も。
思いはあっても、中小企業のレベルでその生産ロットやコストを吸収してビジネスとして成り立たせることは、恐ろしく高い壁であり、遥か対岸の世界のお話に見えてしまうのも事実なのです。

私たちにできることは何だろう?

SDGs

メーカーとして、小売り業としての私たちにできること。
それはとてもとても小さなことかもしれません。
だけどもしかしたら、それは誰にでもできる、最も基本的なことなのかもしれません。

長く使い続けることができるものを

それは私たちのブランドが大切にしていることです。
流行に左右されないデザインであること。
飽きずに使い続けられるシンプルなデザインであること。
シンプルだけど愛着が持てる商品であること。

例えば私たちが創業から20年以上作り続けているこの商品。

【カフェ エプロン】ギャルソン ロングエプロン

本当にシンプルなエプロンです。
丈夫で長持ちするのでなかなか買い替え需要も少なく、儲かる商品ではありませんが、どこにでもありそうだけどぬくもりがある素材感や、シンプルで飽きがこないデザインなど、私たちが大切にしている価値観を体現した商品です。だから私たちは、発売から20年以上を経たこの商品を、少しづつ改良しながらも大切に大切に作り続けています。

ジェンダーフリーなものを

エプロンといえばどうしても女性が身に着けるものというイメージが強いかもしれません。だけど時代は変わりました。家事や育児を「手伝う」という時代もすでに終わりました。『イクメン』という言葉も時代遅れなほどに、家事や育児に男性が参画するのは当たり前の時代です。だからこそ女性でも男性でも使いやすいデザインやサイズ感の商品も企画しています。

【ラップエプロン】デニムエプロン

持続可能なものを

もちろん、私たちが自前で生み出せる商品だけでは限界があります。
だからこそ私たちの直営店舗では、私たちが共感できるSDGsな商品をご紹介しています。
例えばこんなプロジェクト。

服から服を作る『bring』

bring

海に流れても大丈夫な洗濯洗剤『がんこ本舗 海へ』

がんこ本舗 海へ

オリーブオイルとローレルオイルで作られたシンプルな石鹸
『アレッポの石鹸』

地方の中小企業である私たちにできることは、ほんの小さなことかもしれません。
だけど私たちは、私たちにできることを少しづつ積み重ねていきたいと思います。

もちろん、全てにおいてSDGsにこだわってモノづくりをし、小売業を営んでいくことが難しいのも今の現実です。だから時には私たちが生活していくために『売れる』商品も必要です。そうやって、私たち自身のビジネスを持続しながら、少しづつ少しづつ私たちの想いを発信し、「海を感じるライフスタイル」で誰かの生活をハッピーにする一助となれれば。

TOP