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市立桜台高校コラボ『エプロン回収&リメイク』プロジェクト【SDGs】vol.3

名古屋市立桜台高校ファッション文化科の生徒さんとのコラボ企画『エプロン回収&リメイクプロジェクト』の進捗です!
→→名古屋市立桜台高校とは?

前回の記事はこちらから

【vol.1】使わなくなったエプロン、お譲りください!

【vol.2】授業に参加させていただきました!

試行錯誤、試行錯誤、そして試行錯誤!

名古屋市立桜台高校ファッション文化科の生徒さんと作る、ココウォークのSDGsプロジェクト。
11月の下旬に弊社デザイナーが再び授業に参加させていただきました!

前回までの授業では、ブランドコンセプトとターゲット設定を行い、それをもとに商品を企画していく段階でした。
彼女たちが思い描いたのは、『丁寧な暮らし』というキーワードをもとにエプロンや雑貨でMDを組んでいくこと。

しかし、その道のりは平たんではありません。

生業として商品企画から販売までを一貫して行っている私たちと、いち高校生である彼女たちとではバックグランドも経験も異なります。
そのため、プロのデザイナーである弊社スタッフから見ると、彼女たちが出してくる企画内容にもちぐはぐさを感じる部分もいくつかありました。

他のグループの生徒さんたちが、自分たちの世代をターゲットとしたブランドづくりをしている一方で、エプロンプロジェクトにかかわる彼女たちのターゲットは自分たちよりずいぶん上の世代。まだ10代の彼女たちにとってそれが困難なプロジェクトであることは至極当然です。そんな彼女たちの初めての経験がSDGsの4番目のステートメントである『質の高い教育をみんなに』にもつながってくるのだと思います。
だからこそ、私たちも真剣です。

エプロンに新たな生命と価値を!

生業としてエプロンの企画生産販売を行っている私たちの価値観を押し付けることなく、彼女たちならではの自由な感性で新しいものを生み出してほしい。
ものを大事にするという視点を、ステレオタイプなリサイクルやリメイクに安易に流されず、誰かを楽しませるような形にしてほしい。だからこそ結果として売れてほしい!

そんなアンビバレントな気持ちの中で、私たちも精一杯向き合いながら彼女たちとの共同作業にあたっています。

エプロンという伝統的な価値観に規定されやすいものだからこそ、これからのダイバーシティな世界の中で変化していく必要があるのだと思います。
いつも目の前にお客様がいて、そのニーズを肌で感じ、そしてそれを生業としている私たちにとって、彼女たちのもつ感性は時にうらやましくもあり、そして勉強にもなるのです。

ブランド名は『reem』

たくさん悩みながらも少しづつ前に進んでいくプロジェクト。
そんな中で彼女たちが決めたあらたなブランド名は『reem』。

『recycle』と『seam(縫い目)』を掛け合わせたブランド名です。

お客様から回収したエプロンを分解、裁断しあらたに縫い合わせ新たな命を吹き込んでいく。

普段のココウォークでは見られない商品たちは、2023年1月、名古屋市西区のmozoワンダーシティにてお披露目と販売を行います。
乞うご期待!

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